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ニュース 2014年

“Statin: New life for an old drug”(編者: Maurizio Bifulco, Akira Endo) の出版

スタチンには血中コレステロール値を下げて心筋梗塞、脳梗塞などの血管系疾患を抑えるだけでなく、アルツハイマー病、一部の免疫系疾患とガンなどに対する予防効果、最近では男性の勃起能改善作用なども報告されている。本書(Elsevier出版)は血管系疾患以外の疾患に対するスタチンの作用をまとめたものである。遠藤は編者として本書の出版に関わった。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1043661814000978

“Pioneers of Medicine without a Nobel Prize”の出版、2014年4月

編者(Gilbert Thompson , Imperial College London, UK)

日本語に訳すと「ノーベ賞を受けていない医学の先駆者たち」が 旧知のギルバート・トンプソン(英国)の編集で出版された。ノーベル賞に値する業績でありながら、受賞していない15のケース(26名)の業績が紹介されている。その中に、遠藤によるスタチンの発見と開発も含まれている。以下は本書のアブストラクト(英文)。
http://www.amazon.co.uk/Pioneers-Medicine-without-Nobel-Prize/dp/1783263830

About This Book.This book brings together in one volume fifteen discoveries that have had a major impact upon medical science and the practice of medicine but where the scientists involved have not been awarded a Nobel Prize. Its aim is to publicize the achievements of these lesser-known heroes of our time and thereby inform and entertain the reader, whether medical student, professor or scientifically-minded layman.

宮中晩餐への招待 2014年4月24日

2014年4月23日、米国デレク・オバマ大統領が国賓として来日、翌24日に宮中で催しされた午餐に招待を受けましたが、体調不良のため、ご迷惑をおかけすると思い、残念ながらご辞退した。
https://www.google.co.jp/search?q=%E5%AE%AE%E4%B8%AD%E6%99%A9%E9%A4%90%E4%BC%9A+%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%9E&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=UOjeU46IMIbr8AWS44H4Cg&ved=0CBsQsAQ&biw=1366&bih=597

第111回日本内科学会総会・講演会のパネルデスカッションで講演

4月11〜13日、東京国際フォーラムで開催された本学会のパネルデスカッション「未来の医療を創造する内科学」に、井村裕夫(元京大総長)、岸本忠三(前阪大総長)、福井 次矢(聖路加国際病院長)などと参加、し、「スタチンの開発から学んだこと」について紹介した。

「バイオテクノロジーの教科書」(上巻、2014年2月発行と同下巻、2014年5月発行)、ラインハート・レンネバーグ=著 小林達彦=監修(ブルーバックス、新書)が講談社から発行された

世界的な名著の邦語版がついに出版された。私は著者ラインハート・レンネバーグ教授の依頼で上巻に序文を書いた。下巻のカラム6-15「スタチン薬ー遠藤章博士はいかにして何百万人もの心臓病患者の人生を変えたのか」(130ー149ページ)では、スタチンの開発について、19ページを割いて詳しく紹介している。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38430

高校理科教科書「化学と人間生活」(東京書籍)でペニシリン、ストレプトマイシンと共にスタチンを紹介 2014年2月

本書の「1編 生命の科学 2章 微生物とその利用」で微生物がつくる医薬品としてフレミングが発見したペニシリン(多種病原に有効)、ワクスマンが発見したストレプトマイシン(結核の特効薬)と遠藤が発見したスタチン(コレステロール低下薬)の3種が紹介されている。前年版にはスタチンの発見者を「日本の研究者」として遠藤の名前を書いていなかったが、2014年版には名前が載っている。2、3年後の改訂版では遠藤の顔写真とスタチンをつくる青カビの写真を載せる予定と聞く。
http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/hs1/science/textbook01/

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