第35回日本国際賞
2019年4月8日の日本国際賞(国立劇場)に出席しました。授賞式後の祝宴・後席で(ホテルニューオータニ)に皇后さまと話す機会がありました。皇后さまが「スタチンの(を発見した)遠藤さんですね」と言われたのに、私が前回のことを思いだして、「水島(昭二)博士とは生前親しくしていただきました」と答えましたのに、皇后さまが「従兄弟の中で(水島博士とは)一番も親しかった」と答えられました。30年ほど前に日本農芸化学会大会が名古屋で開催された際の懇親会(あるいは発酵関係者の懇親会)で、当時の有馬啓東大農芸化学科教授(発酵学)が突然に「農芸化学の2人のホープとして水島博士と小生の名をあげ、2人とも檀上で挨拶することになりました。皇后さまとのお話の後で、こんなことを思い出しました。
御即位三十年宮中茶会
2019年2月26日(午前)に宮中で即位30年を記念する茶会に招かれ、王貞治(プロ野球・ホークス監督)、浅田真央、ノーベル賞受賞者、各県知事などと共に出席しました。茶会の途中で、皇后さまが「(皇后さまの従兄弟の)水島昭二(東大名誉教授」)はあなた(小生)と同じ専門でした」とおっしゃったので、咄嗟のことで上手にお答えできませんでした。水島博士は東大農学部農芸化学科の卒業後、名古屋大学農学部教授、東大応微研所長(教授)、東大定年後は東京薬科大学教授等になり、63歳で膵臓がんのため早世した博士のことです。(皇后さまと水島教授が)従兄弟であることは生前(水島博士から)から聞いていました。
スタチンの開発のことを書いた著書2冊が欧米で出版されました
次の2冊が新たに出版されました。これでスタチン関係の著書は約20冊になります。2)はNikkei Business Publicationsから日本語訳が出版されそうです。
- 1) Philip A. Rea, Mark V. Pauly, Lawton R. Burns (著書). Managing Discovery in the Life Sciences: Harnessing Creativity to Drive Biomedical Innovation. Cambridge University Press 2018.
- 2) Paru Safi Bahcall (著書). How to Nurture the Crazy Ideas That Win Wars, Cure Diseases, and Transform Industries. St. Martin’s Press 2018.